konami21’s diary

少ないもので幸せに暮らす

物質主義

知り合いの方で絵に描いたようなお金持ちの人がいます。

 

大きな家を建てて、立派な車を数台所有し界隈の土地をいくつか買いました。

 

数年の間にこれだけのことをしました。最近、お金持ちになったのかなぁ、そこはわかりませんが。

 

ふと、わたしだったらこういう使い方するかなって考えました。なんかもったいなくない?って思う貧乏気質なわたしです。

そこのお宅にはまだ小さい子どもが数人います。子どもたちに沢山お金かけてあげればいいのにってお節介ながら思ってしまうのです。もしかしたら、もうかけてるかもしれませんが。

 

うちの子どもたちがまだ小さかった頃、うちに沢山お金があったら、何より子供の教育に使いたいって思っていました。夫は違ったようでした。

 

あの時の精一杯のお金と時間をわたしは子どもたちに費やしたつもりでした。が、どうしても心残りなのです。だから、小さい子どもがいるお金持ちの人を見ると自分ができなかったことをこの人はできているんだろうと勝手に思い嫉妬しそうになります。

 

そして、夫に必ず、あの時わたしは子どもたちにこういうことがしたかったのにあなたは協力してくれなかったよねって掘り返してしまいます。

 

せめてもの仕返しって感じで。

 

今、わたしの子どもたちは毎日楽しそうに学校へ通っています。学校であった面白かったことを話してくれます。将来の夢を語ってくれることもあります。

 

子どもたちがまだ小さく必死に子育てしていた頃、今のような子どもたちになってくれることが目標だったことを思い出します。

 

今思うと、わたしはきっと自分がしたかった子育てが出来たんだと思います。

 

先出のお金持ちさんもきっとすぐに、高い物を手に入れても飽きてきて、自分を心から満足させてくれるもではないと気がつくと思うし、その頃にはきっと子どもたちも大きくなり彼らの成長こそが満足させてくれるものだとわかるんだろうなって大きなお世話ながら思います。

 

つい、どうしようもない過去に縛られそうになりますが、現実を見て何の不自由もなく生きている今にこそ感謝しなければと思い起こすことができるのは、色々手放して何も無い家に住んでいるからだと思います。

 

物質主義は、すぐに飽きるし要らなくなった物質を処分するのも大変。

 

嫉妬や妄想は、気分次第ですぐに手放せる軽やかなもの。パッと手放してなかったことに。

 

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綺麗な朝焼けが見れたら、もうその日は1日幸せ。物質主義では味わえない幸福感です。